ラストにかけて、シーンが変わるごとに

違う涙がこみあげてきて……。

一体、何を見たんだろう。

歌舞伎ではないすさまじい

「国宝」の衝撃に打たれ続けました。

試験を受けるときみたいに、

全カットに集中させられながら、

同時に全神経が魅せられて、

ドリンクホルダーにカップを置く動作さえ

惜しいほど「見たい」に釘付けになりました。

観客の拍手のシーンに

温かさを覚えたりゾクゾクしたり、

映像を越えて伝わってくる本物の世界に、

くう〜魅せられる〜。

質問したいことがいろいろ浮かぶなあ。

スクリーンに映る紅色、紅、血。

うらめしいほどに、美しいのよ。

それとね、朝の回で友人と見たんですが、

私のお腹が鳴りまくりで(笑)。

興奮さめないままエンドロールが終わって

「はああ、これは、、、」

と友人に話しかけようとしたら、

開口一番に「何回、お腹鳴らすの！」

と言われました(笑)。

映画上映中の約3時間、

飲み食いできない精神状態になるので、

何かお腹に入れてから劇場へ向かうことを

おすすめします。