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2025.10.31
KIDS
「90’s NYティーンエイジャーのリアル」
セックス、アルコール、ドラッグ、暴力。
90年代のNYの若者たちを
リアルに描いたこの作品は、
その衝撃的な内容から、95年の公開当時、
全米で大きな熱狂と賛否を巻き起こした。
主人公の少年テリーはヴァージンキラーで、
いつもの仲間と
セックスとドラッグに塗れた日々を送る。
そんなテリーと
一度だけ関係を持った少女ジェニーは、
それがきっかけでHIVに感染したことを知る。
テリーはまた別のヴァージンの女の子を狙い、
ジェニーはテリーを探し出すため、
それぞれの24時間がNYの街を彷徨う。
生々しいティーンの姿を映した本作の
最も偉大な点は、
それがドキュメンタリーかのように
「創られている」ところにあると思う。
監督が実際にNYストリートで出会った
少年少女をキャストに起用しながらも、
脚本はあくまで物語として構築。
大人が登場しない
ティーン視点の世界のリアルと、
その危険や恐怖に対する無知と無垢が
進んでいく先を、自然に映し出している。
また、写真家出身の監督ゆえか、
どのシーンを切り取っても画が魅力的で、
特にオープニングのキスシーンは、
ティーンエイジャー特有の不安定さと素直さ、
華奢な強さを等身大に描いた
素晴らしいシーンだと思う。
サブスクにもなかなか登場しない本作を、
またとないリバイバルの
この機会にぜひ観てほしい。
もし思春期に『KIDS』を観ていたら、
根本的な何かが
大きく変わっていたのではないかと、
少し恐ろしくなる。
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