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2025.10.01

ブラック・ショーマン

個人的に東野圭吾は

思い入れがある作家である。


もちろん『ブラックショーマン』も

読了済みであった。
話の筋も、なんだったら犯人も分かっている。


つまり今回は

「どれくらい原作によっているのかな」

という、いわゆる原作ファン心理で

観に行ったわけである。


福山雅治に関しては、

もうお察しの通りなので

割愛させていただく。


予想以上で「なるほど」となったのは、

釘宮克樹役の成田凌であった。


序盤どころか終盤まで影は薄い。
「どこにいたっけ」と

首をかしげるレベルである。


だが終盤の怒鳴る一言で、

一気に全てを喰っていった。
そこからは終始、

成田凌の独壇場である。


それまでの影の薄さはどこにいった、

と言いたくなる。


先が読める脚本であったにもかかわらず、

不覚にも涙がこぼれそうになったのは、

間違いなく成田凌の演技のおかげであろう。


その他のキャスティングや背景の雰囲気、

サウンドトラックも

「原作をよく読み込んだのだな」

と感じられる出来であった。


「ブラックショーマンの実写化」

という点で語るならば、

よくできた映画だと言えるだろう。

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